AI AssistantをサードパーティーAIプロバイダー と手持ちのAPIキーで利用する (BYOK – Bring Your Own Key) #JetBrainsIDEテクニック #jbtips

AI Assistantとモデル

JetBrains IDEのAI Assistantは一つの契約でGemini/GPT/Claudeなど様々なモデルを比較的手軽に利用できる点が魅力です。一方で、組織によってはIDEとは別にAIのプロバイダーとすでに契約しており、そちらを活用したいというケースも多いのではないでしょうか。
実際に、既契約のAIツールをターミナルや専用クライアントを通じて利用しつつ、コードレビューやリファクタリングはJetBrains IDE上で行っているという話も良く耳にします。
そこで、JetBrains IDE 2025.3.1から登場したのがBYOK(Bring Your Own Key)です。

AI AsssisantとBYOK(Bring Your Own Key)

AI AssistantのBYOK機能を使うと、既存のAIプロバイダーの契約で発行されるAPIキーを使ってAI AssistantによるIDEとの密な連携を実現できます。この場合、JetBrainsのAI Asssitantの追加クレジットは不要です。
現時点で、BYOKはAnthropicOpenAIまたはOpenAI互換APIでご利用いただけます。

サードパーティーAIプロバイダー(BYOK)の設定

サードパーティーAIプロバイダーの設定は簡単です。

IDEの[設定]>[ツール]>[AI Assistant]>[モデル]>[サードパーティーAIプロバイダー]>より[プロバイダー]と[API Key]を指定するだけで完了します。

サードパーティーAIプロバイダーの利用

設定が完了したら、AIチャットツールウィンドウ右下のモデル選択欄より[OpenAIが提供するローカルモデル](ローカルモデル・・・は正確な表現ではないと思いますが)などを指定し、任意のプロンプトを入力してください。

AI Pro/UltimateとBYOK、どちらを選ぶべき?

JetBrainsのAI Pro/Ultimateは1つの契約で様々なモデルを選択することができることや、追加クレジットを組織内で共有できることなどがメリットです。その一方で、基本的にJetBrains IDEの外では利用できないという制約もあります。
BYOKでは、すでに契約しているAIプロバイダーを無駄にすることなく、JetBrains IDEとAI Assistantの生産性をそのまま享受できます。
どちらかが一方的に優れているというものではないため、組織やプロジェクトの状況に合わせてご検討ください。